乳がんとの戦い

乳がん
har2乳がん

うつ病になった原因は私にも分かりません。要因の一つとして乳がんになったことも大きく占めていると思います。乳がんと言えば手術をしたら完治すると私の間違った知識でしこりを見付けた時も焦りや恐怖もありませんでした。乳腺外来を紹介されて診察し検査を重ねていくうちにとんでもない病気になってしっまたと思いました。しこりを見つけてから一か月程して病名が判明しました。「har2乳がん」です。聞いたこともない病名で主治医の説明がありましたが全く理解も出来ず、ただ…私は死ぬんですか?とだけ答えた記憶があります。その当時の記憶が断片的に途切れ途切れになっていてあまりよく覚えていません。
har2乳がんの中でも最も悪い、悪性度がグレード3でした。治療法は温存手術後の抗がん剤と放射線治療。がん治療のフルコースです。説明を聞いている間は不思議と涙が出てこず帰ってから子ども達の事を考えたら急に怖くなってきて涙がポロポロと出てきて長い時間、止まりませんでした。がん治療は本人はもとより家族全員で癌に立ち向かって戦っていかないと乗り越える事が出来ない病気だと自分が癌になって初めて知りました。
そこから癌との長い戦いの始まりでした。今から8年程前の話です。当時、抗がん剤治療で髪の毛は抜けて身体は茶色っぽくなり強い吐き気で体重も10㎏位瘦せて骨と皮だけになってしまいました。でも子ども達や両親、当時飼っていた犬2匹…変わらず明るく接してくれて励まし続けてくれました。死ぬ恐怖より子ども達や両親に辛い想いをさせて申し訳ないという気持ちが強かったように思います。
治療中は言葉では言い表せないような感情でうつ病がもっとひどくなっていって子ども達には癌だけでも十分にしんどいことなのに本当に辛い想いをさせてしまいました。
こんな私でも8年経って今はブリダ―さんで大好きな犬に囲まれてお仕事をさせてもらえるまで回復し同じような病気で悩んでおられる方がいたら、きっと大丈夫ですとお伝えしたいです。

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